私は学生のころ、とくに大学受験を控えた年だったと思いますが、授業後などに友人が集まっている輪から大切な事や記憶に残ることを学んだ記憶があります。

昼飯を食べた後や放課後などに、誰かの机の回りに集まって誰かが「この前の模試のあれ、わからなかったんだけどさ~」というと他の誰かが「それはこうだよ~。俺はそこじゃなくてさ~」というようなやり取りが日々され、ときにはそれを傍で聞いて「なるほど ~」と思ったり「そこってこうじゃないの?」とか「これはどうなる?」などとやっていました。

授業や自習とは異なり、この友人とのやり取りは「ここ聞きたいんだけどな~、でも授 業中に質問するのはちょっと...」という部分を解消したり新しいことを知ることができる、とても貴重な、そして友人たちと過ごせる楽しい時間でした。社会人になり、そんな時間 を過ごすことも無いに等しくなっていったのですが、よもやその再現を自分の経営する店で体験することになるとは思ってもいませんでした。

私が店をスタートさせた半年後くらいに、豊橋市で看板の製作会社を経営されている市橋さんから「店を会場にして勉強会をしてみたいと思うけど、どう?」と声をかけて頂いたのがはじめのきっかけだった記憶です。

主催の市橋さんが提案された「ゆるい雰囲気の中での勉強会」はセミナー会場とは異なるカフェの雰囲気で参加者がお茶をしながら雑談をするような雰囲気で、「実は私ここがよくわからないんだけど」と切り出すと「あ、それ私もそうなんだ」という声が続き、その声に市橋さんが「それならこうやるとできるし、それ以外にもこんなのもあるよ」となります。ときには「じゃ、これは次回テーマに取り上げてしっかりやろうか」となり、市橋さんが深く掘り下げてくれたりもしました。

「参加した人が知りたいこと、思っていたことを自発的に学べる場所」これが「ゆる勉」 の醍醐味だと思っています。

そしてこの雰囲気の中で私とJimdoは出会いました。

私は店をスタートして以来「店を紹介するホームページが欲しい」と思っていたものの、 なかなかそこから進まない状況でした。そんな中で「ゆる勉」のテーマに「Jimdo」が取り上げれられた回がありました。

市橋さんはこれまでJimdoを活用して作られた事例を紹介してくれ、しかも目の前でホ ームページを作ってくれました。細かい部分までの作り方をレジュメで貰うよりも、ざっくりとしていても良いので、目の前で作られていく過程を見せられる事ほど学べることはありません。

その場で自分も市橋さんの真似をしてJimdoでホームページを作りました。細かい所はすっとばして取り敢えずどんどん進めていくと、自然と聞きたくなるところが出てくるので、それを後から市橋さんに聞きました。私の質問に対して市橋さんはその場にいる参加者にわかるような形で説明してくれます。ゆる勉 は「教える」ではなく「共有する」なんで す。

そこが学生時代の「放課後の時間」のような雰囲気で、もっとも魅力ある部分のひとつであると感じています。ちょっとした「今さらなんだけど実はココのこれがよくわかってなくて...」からJimdoの最新の「今」まで、知りたいことをテーマに話し合える場所。同じJimdoを使っている全国の仲間と出会える場所。この場所のおかげで私は自分の店のHPを育てることができました。

Jimdoを使うことで店の紹介だけでなく、いろいろな人との交流も広がっていきます。 これができるようになったのもJimdoを紹介してくれた市橋さんと市橋さんが主催された 「ゆるい空気感の勉強会」のおかげです。本当にありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015.1.2 M・CAFE 中村元治

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